「真剣10代 しゃべり場」を思い出してしまった

で、はてなのやりとりを見ているうちに、昔NHK教育でやっていた「真剣10代 しゃべり場」を思い出してしまったのは私だけだろうか。あんまり視聴率のある番組じゃなかったから、実際私だけ、のような気がしてきた。それはそれとして、この番組は、議題の提案者自身に問題が帰着してしまうような議論がやたらと多かった(「なんでオタクじゃだめなの?」とか「なんでみんなおしゃれしないの?」とか)。で、1対多数の言い争いがはじまり、ヒートアップしたメンバー一人一人が、自分の本音を語り始めてしまうという回が、とても多かった。今思うに、「本当はいいたくはなかった」ような本音をメンバーが、つい喋ってしまう所が、この番組の面白さだったのかもしれない。
さて、はてなで再現されてしまった「大人のしゃべり場」を読んでいるうちに、ふと、社会に出てからというもの、自分の視点を相対化する機会が、ほとんどなくなっているなあ、と思ってしまった。少なくとも、こういった形で、剥き出しの形で自分の価値観を人にぶつける機会は、ほとんどなくなっている。まあ、大人の付き合いでは、どうしたって面子の問題は回避できないから、しょうがないっちゃしょうがないんだけど・・・。
さて、本題についても少し書くか。部下だとか外注さんに、自分の価値観を強要してもそもそも無駄なんじゃないか、というのが私の考え方だな。自分と同じ価値観で同じスタイルで仕事をしてくれ、というのは、どだい無理な話。要所要所さえ抑えられていればOK、というぐらいでよいのではないかな。