プログラマ主役型プロジェクトのススメ(ISBN:4798106844)

試験勉強他のために、しばらく我慢していた読書やら設定作業やらゲームを再開。システム開発の現場には、自律的に動けるプログラマの存在が大切ですよ、っていう戒めの本。まあ、実際問題として、技術力の全く無いシステムエンジニア、プロジェクトリーダーがプロジェクトを仕切る場合、現場のプログラマがいかにプロジェクトに潜む問題点(特に技術的な問題)を見つけ、つぶしていくかが、全体の成否を左右するような気がするな。結局問題の大半はプログラムコードの中に眠っており、そこに直接触るには、プログラミングスキルが必要なのだから。
プロジェクトの官僚的な組織を壊して、スペシャリティを持つ個人ごとのチームワークにより結果を出そう、という考え方は、まんまアジャイルに繋がるように思う。そういう意味では、エクストリーム・プログラミングなんかも踏まえた考察があると、もっとよかったのになあ、と思ってしまった。