最近思う事。

たぶん、社会における、人の流動性を上げるには、 「優秀な人」こそが新天地に行って多額の報酬をもらう、という仕組みを、強制的に(法制化でもして)社会に組み込むしか無いんだろうな、と思う今日この頃です。
出来ない人ばかりが転職市場に出てくる、という前提のために、受け入れ側の期待値が低くなり、入社試験のハードルが上がる、とか、優秀な人が1つの文化の中でガラパゴス的にしか成長できない、とか。官僚の天下りも、つまるところ1人の勝者(事務次官)と残りの敗者(組織に居られない人全員)、という構図によって生み出されている、とも言えますし。
高い流動性を前提に、ハイレベルな人にはハイレベルな人なりの、そうでない人にはそうでない人なりの地位や報酬がもらえるような社会に、そろそろ組み替えて行くべきだと思うんだけど、結局多くの人が、脱落するまで「会社のメインのルート」に居る事が正しい、と思ってしまう。まずはそういう意識を(自分も含めて)どう変えて行くかは、我々の世代に課せられた責務なんじゃないかなー、とか考えてみました。