任天堂 “驚き”を生む方程式(ISBN:4532314631)

各方面で絶賛されてたので、とりあえず読んでみたんですが・・・・。なんというか、思った程目新しい内容では無かった気がします。わりとWebで読めるレベルの内容が多かったかなと。。。逆に言うと、Webでゲーム情報をそんなに追っかけない人向けに、任天堂に関するエピソードをパッケージした本、と捉えればよいのかもしれません。
ちょっと引っかかったのが、現任天堂経営陣が、何故ライト向けを重視するようになったのか、何故今のような大作否定的な考えに至ったのかについて、あまりきちっと書いてなかった事。これだと、ただ岩田社長が凄かったから、とか宮本茂が天才だったから、といった話に矮小化して捉える人が多くなるんじゃないかな、と思いました。MOTHER3の開発中断とか、いろいろと経緯はあったはずなのですが、そこを突っ込めていないのは少々残念ですね。