今日のあんあん事情(幕張で見ましたAnswer×Answer2編)

先週土曜日は、チーム三多摩のメンバー4人で、AMショーに行ってきました。お目当てはもちろん「Answer×Answer2」。前日が酷い雨だったので、当日はどうなることかと心配していましたが、無事天気は晴れて、特に電車に乗り遅れる事も無く会場の幕張メッセに着く事ができました。
Answer×Answer2の場所はほどなく見つかったものの、待ち時間が1回あたり1時間30分。いやほんと長くて参りました(汗 周りを見ると有名プレイヤーの方も何人か見つける事が出来ましたが、そんなにランカー祭りというわけでもなかったです。やっぱり幕張は遠かったということですかね・・・。結局、2回だけですがAnswer×Answer2をプレイする事が出来ました。
内容については、他のところでも書かれていますが、私の感じた事をいくつか書いてみます。
ちゃんとスピード感があって安心
2回程しかプレイしていないので主観的な評価になりますが、思っていたよりスピード感があってホッとしました。私が思うに、スピード感こそがAnswer×Answerの命だったので、ここが崩れていないかが一番の心配事項でした。早押しクイズの回答権が先着2人まで、というのはよく考えたな〜と思います。押せないフラストレーションはあんまり無かったので、この試みはひとまず機能しているんじゃないかと思います。

「あまのじゃくクイズ」はGJ
幕張に行った方から、今の所ほとんど「あまのじゃくクイズ」を褒める声が聞こえないのですが、それも当然かなと思います。「あまのじゃくクイズ」は、「他の人と違う正解選択肢を選んだ人に、1問分のスコアをプレゼント!」とかいうルールのクイズです。一見、難しい解答を選べば良いようにも思えますが、参加者4人の回答分布によっては、ベタな回答を選んだ人だけに追加スコアが入ってしまう、なんて事も十分起こります。心理戦、といえば聞こえは良いですが、実際の所運ゲーです。わざわざ2時間も電車に乗り、1時間30分も並んだ挙句にこんな運ゲーをやらされるのではたまったもんじゃありません。
ただ、こういう運ゲーは、おそらくセガがプレイしてもらいたがってる「店内での4人対戦」に絶対に必要な形式だと思うんですね。4人で集まって(パーティーゲームのように)クイズしよう!という人たちがAnswer×Answerを選んだ場合に、4人全員が同じ程度の実力、ということはまずないと思うんです(Answer×Answerプレイヤーが混じっていないとしても)。とすると、最悪の場合、誰か1人すごく強い人が一方的に答えて勝利してしまう、なんて事が起こりかねない訳です。それだと、一発で場が凍ってしまって、それからは遊んでもらえなくなってしまいます。それを防ぐために、クイズ風に味付けした運ゲーを混ぜたのでしょう。そうすることで、何となくプレイしていてもそれなりに接戦になったり、本来勝つはずの無い人が勝つような事が起きたりするので。
上位リーグでプレイする廃人プレイヤーがいかにガチンコ好きかは、さすがにセガも分かってると思うので、出現率を極端に落とすとか、出現しないようにするとか、負けが混んでるプレイヤーのマッチングの時にだけ出るようにするとかの調整はかけるんじゃないかと思います。

演出は地味
以前よりもテレビ番組風になった2のデザイン自体は結構嫌いじゃないです。1の通常画面と比べるとあか抜けてきたんじゃないかと(リーグチャンピオンシップのスタジオの方がさらに好みですが)。
ただ、4人の表示領域を、ただ縦に4分割してしまっているため、以前と比べて一人一人の表示スペースが小さくなってしまっています。カメラワークとかもあまり大胆にアップする事がないため、迫力が落ち、全体的に演出が地味になっているように感じます。
まあでも、細かい演出とかは、これから付けて行くでしょうから、あんまり心配はしてないんですが、さすがにこのままの演出水準だと、長時間プレイは結構キツそうです。

逆転ラウンドは微妙
Answer×Answer2の予選は、1と同じ3ラウンド制です。ただ、その中身はかなり違います。1ラウンド、2ラウンドの順位に応じて、順位ポイントにあたる☆が各プレイヤーに配られます。配られる☆の数は、1位6個-2位4個-3位2個-4位1個です。で、3ラウンド目は、その☆の合計数をスコアとみなし、問題正解によって獲得できる☆と合わせていくつ☆を稼げるかで最終順位を決めるルールとなっています。1ラウンド、2ラウンドの成績が悪くても、3ラウンド目で立て続けに正解するなどして優秀な成績を残せば、上位で予選通過が出来る事から「逆転ラウンド」とされています(ちなみに、決勝はこれまで通り1対1です)。
このラウンドの目玉は「単独正解」。2人正解だと2人それぞれに☆が2つ分配されますが、片方が誤答するなどした結果、単独正解になると、☆が4つ分配されます。1問で1,2ラウンドの順位2つ分くらい一気に追い上げる事が出来るので、大逆転が可能になります。
ただ、この制度、相当うまくチューニングしないと不満が募るんじゃないかな〜?という予感がします。1ラウンド、2ラウンドで頑張っていい成績を残しても、問題の引き次第で、2問ぐらいでリードが消えてしまう、なんて事が起きるので、前半ラウンドが逆転ラウンドと比べて味気ないものになりかねない、という不安があります(上位リーグだと、そんな事も言ってられないだろうとは思いますが)。
問題潰しはどうするの?とか、同一チームの人があからさまに自分たちを生き残らせるための作戦を取ったらどうするの?とか、いろいろと気になる所です。個人的には、逆転ラウンド、という無茶なシステムは止めて、第3ラウンドの☆の数を心持ち多めにするだけにとどめ、変な大逆転を無しにした方がいいんじゃないかな〜と思うんですけどね。

遅答消滅は素晴らしい
Answer×Answer2は、決勝も含めて全て問題数固定制。Answer×Answer普及の最大の癌であった遅答が消滅する事が決定的になりました。これはもう本当に素晴らしい。いやこれで、終電直前に1クレだけなんて日に遅答屋に当たって心の底からゲンナリ、という事が無くなります(超個人的な話ですが)。問題固定制は、終盤に問題連取で逆転、という流れを無くすのでちょっと味気ない面もありますが、遅答が無くなる事を考えれば、言う事無いですね。

クイズ形式は今後に期待
今回は、あまのじゃくクイズ以外には、基本的に新形式のクイズは無く、これまでのクイズ形式の一部を4人対応にするにとどまっています。おそらくは今の状態で12月稼働までもって行くので精一杯でしょうから、4人ならではの形式が出るまでには時間がかかるかもしれません。でも、同時4人対戦になることで、形式にも幅が出てくると思うんですよね。1ラウンドトップ通過の人が、2ラウンド目に相手とジャンル(語学・文学とか)を指定して1vs1クイズをするとか、一定時間に沢山問題を正解した人がラウンド1位とか(それだとQMAの全国大会ですが・・・)、黒ヒゲ危機一髪的に答えを選択して行く4人多答フィニッシュクイズなんてのもおもしろそうですね。
そういう意味では、12月の稼働直後よりも、最初のアップデートで面白い事がたくさん起きそうな、そんな予感もちょっとします。

まとめ
そんなわけで、Answer×Answer2にはかなりwktkしております。とりあえず、目立ったバグも無かったようなので、運が良ければ本当に12月にリリースできるかもしれませんね。演出やバランスについては、これからの細かいチューニング次第で大分変わってくるでしょうから、開発陣の追い込みに超期待!というところですね。