日本の「オタク後進国化」は、既に始まってるのかも。

http://anond.hatelabo.jp/20080808132906
よく言われる話ですけど、ゲームの市場規模では既に米国>日本で、世界最大のゲームソフト販売メーカーはアメリカ企業エレクトロニック・アーツなんですよね。洋ゲーといっても、昔あった「SMASH TV」のように笑う以外に楽しみようの無いダメダメなゲームだらけだった時代は既に終わりを告げ、ハイレベルな技術と深いゲーム性を備えたゲームが次々に登場し、世界中でヒットを飛ばしています。日本がぶっちぎりのトップランナーだった時代は、とっくに終わりを迎えている訳です。寂しい話ですけど。

 残念なことに日本勢は、GDC2006におけるGame Developers Choice Awardsの「ワンダと巨像」(SCEJ)のBest Gameを含む5部門受賞という前人未踏の快挙を最後に、アワード的にもセッション的にもゲームデザイン分野におけるプレゼンスが確実に低下しつつある。今年のGame Developers Choice Awardsでは、日本勢の受賞はついに「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」(BEST HANDHELD GAME)のみとなった。もちろん、Game Developers Choice Awardsだけが絶対的な評価の指標ではないが、グローバル展開が必須とされる時代に、目の肥えた海外最大の市場の開発者に支持されないのは残念なことだ。

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080224/gdc_sma.htm

ゲーム以外のオタク文化がどうなるかは見えにくい所ですけど、アニメなんかも、これから10年ぐらいのスパンで見れば、国外に強力な勢力が現れているかもしれませんね。少なくとも、「日本が海外の文化を換骨奪胎して進化させる」日本流のやり方を、海外に逆に模倣されて、「海外(のどこかの国)が日本の(オタク)文化を換骨奪胎して進化させる」事も、そろそろ増えてくるんじゃないかと思います。
(個人的には、アニメであれゲームであれ、シリーズとかブランド以外に、その作品の面白さをきちんと評価して、それにみんながお金を払う、という仕組みを構築できないかな・・・とか思います。アカデミー賞のように、受賞する事がステータスとなるような賞を作るとか。大神とかメテオスのように、出来は恐ろしくいいのにさほど商業的な成功を収められなかったゲームを見ると、もったいない気分にさせられるのですよ。。。)