「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/23/news037.html
ホットドッグ店でアルバイトしてる女子大生のおねーちゃんが、出店先のコミケ会場で見かけたオタクを「恐い!きもい!」と自分のブログに書いた。その事自体は珍しいことでも何でも無い。怒ったオタクにコメント欄をめちゃめちゃに荒らされるかもしれないけど、大抵はそれで終わる。
問題になったのは、彼女がブログに実名と顔とバイト先の情報もアップしてしまったこと。それも写真付きで。これはオタク叩き女を攻撃するチャンス、と見たネットオタクたちは早速大挙してバイト先に抗議。バイト先の企業が謝罪するハメになってしまった。
ミラーサイトに載っていた当のブログの表現は、割とあっさりとしていて、これで怒るオタクってのもどうよ、と思ってしまうくらいのものだった。こんなことでさらし者にされるおねーちゃんに同情してしまう。モヒカン族のネットオタク達が、ネット初心者マークの女子大生がうっかり穴に落ちたところに、寄ってたかって日ごろの鬱憤をぶつけた、ということなんだろうな。
それにしても、ブログに「何を書かないか」を選択することは難しい。書かない対象を増やすと、ブロガー自身のリスクが軽減される一方で、ブログを書く楽しみが制限されてしまうからだ。この辺りは、まだまだ、書き手が試行錯誤するしかない、というのが現状だけど、そろそろ、誰かがテンプレートとしてまとめてくれるといいのにな、とも思う。他力本願ですかね。