イラクの自衛隊派遣延長へ

ふと思ったんだけど、自衛隊は今、イラクで何をしてるんだろ。サマーワの住民が自衛隊に感謝している、という話は聞かなくなったし、自衛隊の活動風景も見なくなった。マスコミがいなくなったから、というのも少なからずあるだろうけど、それにしてもヘンな感じがする。本当に、イラクの人のために働いているのか、って。
人質事件のときも、「自衛隊はこれだけの貢献をイラクにはしている。だから軍事行動ではない」とコメントすることもできたのに、結局活動内容についての言及はされなかった。イラクの人から見れば、「アメリカの要請にしたがってイラクに来た"だけ"の軍隊」と見られてもしょうがなかったのではないかな。
イラクの人のために何をするか、がまったく公で議論されないまま、「自衛隊イラクのために貢献をしている」と言っても、説得力が感じられない。「まず派遣ありき」の活動であることは仕方ないかもしれないが、それにしたって、もっとやりようはある。小泉の強行突破だけで通されてきた、自衛隊の活動について、実効性の観点から、再検討すべき時期だと思うよ。