理科は実生活で役に立たない?

http://slashdot.jp/article.pl?sid=04/08/01/0756215

sillywalk曰く、"西日本新聞の記事によれば(同じくYahoo!NEWSの記事)、福岡県教育委員会が2003年度に実施した学力実態調査(学力テスト及びアンケート)において、「理科の勉強は実生活では役に立たない」と感じている子どもは小学6年で約4割、中学3年では約5割にも上ることが明らかになりました。

コメントにも書いてあることだけど、

  • 役立つかどうか、を質問している点
  • 小・中学生相手に質問している点

は、明らかに設問の設定としておかしい。役立つかどうか、という観点で質問するなら、大抵の教科は、当然「役に立たない」カテゴリーに分類されて当然だからだ。昔の作家を知っていたからといっても、関が原の戦いがいつあったのかを知っていたからといっても、台形の面積の求め方を知っていたからといっても、それが実生活に役立つとはいえないのと同じことだ。
それに、役に立つかどうかを判断するには、習っている最中の小・中学生では、信憑性が薄い。習った後、それなりに長い時間を置いてはじめて、判断できる種類のことではないだろうか。
理科離れが進んでいるのは事実かもしれないけど、もう少しちゃんとした調査をして、そので報告をして欲しいものだ。こういう調査は、一人歩きしがちなのだから、下手な調査ならやらないでくれたほうが、よっぽどましというものだ。