27時間テレビはムカついた。

といっても、ほとんど見てないのだが・・・。最後のシメで行われた、ナイナイ岡村具志堅用高のボクシングマッチ。これがムカついた。
こういうお祭りで番組をシメるのは嫌いじゃない。岡村がトレーニングの成果を具志堅に対してどれだけ見せられるか。岡村のファイトを視聴者に見せ付けることで、普段とは違う一面を見せ、「ああ、よかったね」という感動を呼ぶ。27時間テレビを終わらせるのだから、目を覚まさせるようなイベントがあるのはいい。少なくともヘンな歌をみんなで歌うよりはずっと。
でも、これ、全然勝負になって無いじゃん。ボロボロ。真剣勝負というよりは、単なるトレーニング風景のよう。実力差がありすぎてゲームになっていないのだ。うーん。これならやらなきゃいいのに、と思ってしまった。まあ、実力差のある勝負だから、ボロボロにされて終了、というのでもしょうがないか。
が、正規の3ラウンドでボロボロにされたのにもあきたらず、岡村は4ラウンド目の開始を要求する。どうやらここは「感動するポイント」らしい。そして開始される第4ラウンド。台本にあったのか、岡村がアドリブで思いついたのか分からないが、僕はここで完全にしらけてしまった。本気でやるなら、ルールを無視するなよ。
ちゃんとしたドクターチェックが行われた形跡も、あまり見られないことを考えると、どうもこれは予定通りと見たほうがよさそうだ。そういう、「テレビ的な演出」は、もうやめて欲しいと思っていたのだが・・・。
もう一度書く。どうせやるならルールにのっとって真剣にやれ。芸人的なノリだけで、テレビを構成するのはやめてくれ。あまりにも程度が低すぎてイヤになるんだよ。