今日のあんあん事情

とりあえず2を振り返るのは後回しにしてAnAnLive!の現状について。
初日からプレイしてみて分かったのは、3人解答権、というのは相当考え抜かれた方式だった、という事。ロケテは相当短かったのですが、これは裏で相当時間をかけた検討とテストが行われていたのかな、という気がします。
3人が解答権を得られるという事は、つまり4人中3人が得点を得られる可能性が高いという事。第一印象では、とりあえず全問題で出遅れないように出来れば、そこそこの☆を稼ぐのはそんなに難しくなさそう・・・という感じがします。しかし、Live!では1位の優位性の拡大(1位と2位の☆差は2位と3位の☆差の2倍)があるため、実は2位では全く嬉しくない、というのがミソで、逆転ラウンドを優位にするため、解答権1stボーナスの+5でも必死で取りに行く必要が出てきます。そのため、結果として2よりも熾烈な解答権争いが生まれてくる訳ですね。
一方で、3人解答権には、もし自分が1人だけ誤答で解答権を失ってしまった場合、残り3人にポイントを取られてしまい、最下位に落ちる可能性が大きくアップしてしまう、という、以前よりずっと厳しい側面もあります。
1位を目指して速く押す重要性と、1問の誤答で即最下位に落ちるリスクを併せ持つ3人解答権は、ゆとり向けどころかヘビーユーザ向けの厳しいルール、という事になります。
個人的に凄いと思ったのが逆転ラウンドの☆配分です。3人中1人がダイブで誤答しても、残り2人に与えられる☆は3-2。間違えた人だけが沈み、全体としてはあまり☆が動かないため、ちょっとのダイブでは場が全く荒れない。2人が誤答して、かつ残り1人が答える、という事があれば大逆転もありますが、3人中1人だけが正解という局面なら、それは当然高得点を稼ぐ価値がある、という設定で問題ないでしょう。
また、2位以下では1位あたり☆1つしか差がつかないのに、逆転ラウンドで1stを取ると、2nd,3rdの回答者より☆を2つ稼ぐ事が出来るのだから、総取り無しでの逆転のチャンスも十分あります。もちろん逆転を狙いすぎてダイブ誤答すれば、即死してしまうため、正確性も同時に要求されるわけですが。少なくとも、今のような易問ラッシュでなければ、非常にシビアな戦いを楽しめるのは間違いないでしょう。
そんな訳で、3人解答権は、遊んでみると予想以上に厳しく、素晴らしい形式だった訳ですが、Sリーグ解放とともに上位リーグから消え失せてしまう事となりました。AnAnのホームページ上で「3人解答権が売りです!」と強くアピールしていなかった事から、今思えば「上位リーグは2人解答権、下位リーグは3人解答権」というのは既定路線だったのかもしれませんが、なんだか勿体ない気がします。
今日2人解答権版をやった時も思ったんですが、全体的に1stを目指す、というよりは2ndまでに入るようにする押しをすれば十分、という局面が多いです。解答権を取って正解出来れば、残り2人に点差をつけられるので、無理して1stを取らなくてもそんなに痛くないのです。そういうディフェンシブな押しは「特番・サバイバルバトル」でも楽しめる事を考えると、別に通常モードに復活させる必要は無いのに、とも思ってしまいました。
ただ、3人解答権って、遊んでみるとその意図が納得できるんですけど、遊ばないと意図が分かりにくい、というか、(言い方は悪いですが)ゆとり向けの悪平等クイズ、みたいなイメージを与えてしまいかねないのがネックですかね。そういう意味で、3人解答権を下位リーグ限定にしたのかもしれません。SSリーグ解放の時にでも元に戻してもらえないかな?と個人的には思うんですが、やっぱり厳しいかなあ・・・。