総選挙

ん〜自民壊滅。こんなに時間があったのに、ここまで点数稼ぎが出来なかった事って、今まであったっけ、という感じです。個人的には、昨年の政権交代の時に解散しなかった麻生さんが全部悪いと思ってますマジで(異論多そうだけど)。「勝てない」にせよ、「負けない」ためにはあそこで戦うしか無かった、と確信しているので。
実は、福田さんが突然辞任した時、「なんだかんだ言っても、この人すげえ」と思ってました。あの時「あなたとは違うんです」というフレーズばかりがキャッチアップされてましたが、ポイントはその前に言った「私は自分自身は客観的に見ることができるんです。」という所です。ただキレて辞めたわけではなく、タイミングを測った上での辞任だった訳です。
にもかかわらず、麻生さんはそこですぐに解散しなかった。選挙予測が厳しかったから、というのが多分一番の事情なんでしょうが、とにかく解散しなかった。そのために、年が明けてからずっと、ずっと、民主党の失点待ちという状況になってしまいました。
そしてその極みが今回の選挙に置ける激しいネガティブキャンペーンでした。自分たちを上げるのではなく、相手を落とす事で相対的に自分たちを上に見せるアプローチ。それ自体は悪くないんですけど、それにしても自分たちのスタンスを変えなさ過ぎじゃないですか?と。このアプローチじゃ、自民が嫌になって支持を変えた人が、もういちど自民に入れようと戻ってくるはずが無い。
Yahoo!なんかで自民党を支持してる人の多くが、「麻生さんは悪くない。悪いのはマスコミ」という話ばっかりしていますが、いやそれおかしくないかと思うんです。「なんで選挙に勝てるように振る舞わないのか?」という非難の声はもっとあっていいのに、と。好き嫌いは別として、もっとそういう議論がなされるようにいいなと思った総選挙でした。
ちなみにどこに投票したかは内緒です。とりあえず、ちゃんと政治活動してたある議員さんが落ちたのが何より残念。