Googleが曲がり角?そんなわけないじゃん。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080908-OYT1T00127.htm
確かに、時価総額が倍々ゲームで増え続ける時期がいつまでも続く訳はないから、株価が頭打ちになり始めるのはしょうがない。だけど、株価が頭打ちになった事をもって、秋風が吹き始めたと判断するのは早計なんじゃないかと。
そもそも、アドワーズでまともに稼げるようになるまで、数年の間ずっと、Googleは「ちゃんと稼ぐことができてはいないものの、とてつもなく凄い検索エンジン」でしかなかった。それでも、その検索能力の高さだけで、ユーザから支持されてきた歴史がある訳で。
Googleなんて、せいぜい検索エンジンアドワーズGmailGoogle Mapsぐらいでしょ。新しいサービスなんて全然当てる事ができてない」という批判もあるけど、そもそも世界的なヒット商品が連発すると考える方がおかしい訳で。マイクロソフトだって、結局はWindowsとOfficeで食べてるメーカーでしかないし(最近は金食い虫だったXBOX 360が利益を出せるようになったらしいですが)。アップルだって、大ヒットしているのはiPodiPhoneぐらい。検索エンジンとかアドワーズとかGmailの地位を脅かすようなモンスタークラスのサービスが台頭してきている、というならともかく、まだまだこの領域はGoogleが天下を取ったままだ。
さらに言うと、AndroidやStreetView(賛否両論あるが、新しいタイプのサービスである事は確か)など、次世代のための投資もちゃんと継続している。それが実を結ぶかどうかは別として、企業としてやるべきことのベクトルはあるべき方向から対してずれていないようにも見える。
上っ面の株価を見て、専門家のコメントの上っ面をまとめて、トッププレイヤーをけなすのはさすがにどうかと思うね。広告出さないから好きなように叩ける、というノリでしか無いのかもしれないけど、あんまり見ていて気持ち良いものじゃないな。