mixiは規約改正で何をやりたかったのだろうか。

http://mixi.jp/rules_sample.pl
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080303
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20368643,00.htm
いくらなんでも、サーバ内でデータ改変が起きる現状を踏まえるためなら、「複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変」のすべてをmixiが独占的に行えるようにする必要は無いでしょう。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/04/news086.html
mixi日記、無断書籍化はしない」って言うけど、それはおそらく正しい。そもそも日記を書籍化しようという時に、本人の同意なしではまずうまく行くわけがない。「mixiが勝手に日記を本にしやがった!」と著者が騒ぐ本が売れる可能性は低いし、mixiのイメージダウン・株価下落にも繋がる。さすがに、そこはちゃんと筋を通す方が早いんじゃないかな。日記の書き手は一人な訳だし。
むしろ問題は、コミュニティの扱いなんじゃないかと。例えば、ある人気コミュニティについて、トピックを集めた本をmixiが企画した場合、どうしても、それぞれの書き込みの著作者に許諾を取る必要が出てくる。もちろん、ちゃんと各メンバーに許諾を取れば問題ないし、実際これまでもそうして本を出しているはずだけど、mixi側としてはそこをショートカットしたくなったんじゃないかな。「2ちゃんねる」みたいに、簡単に書き込みをまとめて本を出したいぞ、商品化したいぞ、と。
実際、コミュニティについては、mixi側はいまだに言及していないんだよね。本当にサーバ上のデータ改変だけが目的で、ユーザの誤解を防ぎたいなら、そもそも日記等と、ぼかした表現を使う意味が無い(何十個もサービスがある訳でもなし)。mixi側が自由に使える範囲を広げたい、という意思はまだなくなっていないのかもしんないね。
ただ、今回の件はちょっと大騒ぎになりすぎたので、最終的には4月に入っても現状とあまり変わらず、という結果になる可能性が高くなってきたかな。ユーザの拒否感を沈静化させるだけで手一杯、ということにもなりそう。mixi側が最終的にどのあたりで線を引くか、興味深く見守って行く事にしましょうか。