1975年生まれくらいの人は幸せなゲーマー人生を送っている仮説

http://damedesu-orz.org/kimlla/archives/videogame/200708250133.html
うん。僕もそう思う。なんていうか、テレビゲームの高度成長期を一緒に歩いてきた感じがするんだな。特にスーパーファミコンが出てからは、急速に都市開発が進むように画面は美しくなり、サウンドのクオリティがアップし、完成度が上がり、ボリュームが増え、刺激的になっていったんだよね。演出で先行するPCやアーケードのゲームに家庭用ゲームがどれだけ近づけるか、というテーマのプロレスも面白かった。ぱっと見どう見ても負けているのに、家庭用専用のモードが輝いて見えちゃったりして。
そんな僕の高度成長期は、ファイナルファンタジーVIIで終わったかな、って今は思う。あらゆる要素が、これ以上は無い、と思えるくらいの圧倒的なクオリティで、もはやクオリティをこれ以上上げてもしょうがない、と思えるところまで来てしまった。100階建ての摩天楼が建ってしまったみたいなもので、もうこれ以上高い建物をたててもコストがかかるばかりできりが無い、って分かってしまった、そんな感じ。
生まれたときから、都市には超高層ビルがあたり前のように立っている世界で、20階建てや30階建てのビルを見ても、何の感慨も覚えないように、今の圧倒的多数の子供〜ティーンエージャーにとっては(たとえオタクであっても)、ゲームは本当にただの遊びのひとつでしかないんだろうな、と思った。