どうぶつの森は、大人向けのポケットモンスター?

ふと思ったんだけど、「おいでよ どうぶつの森」って、大人向けの「ポケットモンスター」になるように作ってるんじゃないかという気がする。村ごとにアイテムの出現率に差がついていたり、通信しないとたぬきち商店がデパートに成長しなかったり、と通信しないと100%楽しめないようにきっちり仕様を作ってる。
服、部屋のレイアウト、曲など、プレイヤーごとに環境をデザインできる余地がかなりあるため、RPGでレベルあげ作業をするように頑張ってレアアイテムを集めなくても、他のプレイヤーと同等の立場で遊ぶことが出来るのもよい。クリアしなくてもいいので、曖昧な状態のまま、気が向いたときにプレイできる、というのも積みゲーの多い大人に向いてる。
キャラクターは、ポケモンとはまた違う意味で可愛い。優しい雰囲気で、愛嬌たっぷりのキャラクター。僕はこっちのほうが好みだ。でも、その内面はけっこう大人。保険外交員のホンマさんがポツリとつぶやくブラックな一言とか、商店主のたぬきちが嬉しそうに高額のローンを読み上げるところとか、仕事に全然自信がない、犬のもんばんさんとか。どこにでもいるタイプなんだけど、ゲームには出てこないよなあ、という人間味のあるキャラが目白押し。
いろいろと大人が楽しめる要素満点なんだけど、それにしても、150万本オーバーという売上は凄い。いよいよ準ポケモン級、というレベルまでやってきた。マイナーなゲーム扱いされてきた「どうぶつの森」も、DSなら絶対に外すことは無いだろう、とは思っていたものの、ここまでブレイクするとはさすがに予想外だったなあ。