ブログに問われる書く技術、話す技術

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0506/13/news012.html
なかなかすごいタイトルの文章をご紹介。セキュリティホール memo経由。

リンク張りのブログでは、リンクと共にその内容の一部を引用するというスタイルが定着しつつある。何かの拍子にそういうブログにたどり着くと、この人は一体何がしたいのだろうかと思う。リンク先の内容をもって自分の意見としているのか、それともリンク先の内容では収まりきれない不満を表わしているのか。

ずいぶんとまあ、威勢のいい煽りだこと。世のブロガーの大半を敵に回しちゃったよ。いいのかね。
ちなみに僕は、引用系のページを読むのが結構好き。気楽に読めるし、短いだけにその人のセンスが如実に出てくる。長いだけでつまらない文章よりは、気の利いた紹介文のほうが、ずっと印象に残ると言うものだ。
さて、話を戻すと、大きく喧嘩を売ったこの文章は、突然言文一致の話題に移行していく。そして音声版ブログというポッドキャストの話題へ。目まぐるしい展開に、この人は一体何がしたいのだろうかと思っていると、最後の段落でまた突然ブログの話題に。

 「たかがブログ、そんなにちゃんとしなくても自分が楽しけりゃいいんじゃない?」という意見もあるだろう。しかしそれは、広く公開されちゃうのである。出すのも勝手、見るのも勝手のままでは、あまりにも無責任すぎるだろう。

これが締めかよ!と一人でツッコんでしまった。
そもそも無責任で何が悪いのか。Webの本質は、統制とか責任という言葉の対極にあるわけで(MicrosoftNetscapeの無軌道なブラウザ拡張が、そのいい例)、それを否定してたら、そもそも今日の隆盛は無かったとさえ、いえるのに。
っていうか、さんざんブロガーをこけにしておきながら、この無味乾燥な結論。まさにこれこそ、「無責任」って言うんじゃないのかな。