開発手法とコミュ力は捨てろ――SIエンジニアに告ぐ、Web企業への転職戦略

http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/rensai/webten/06/01.html
ま、サービスって動いてナンボ稼いでナンボの世界だから、レガシーコードだらけになるのも理解できるし、ベンチャーにはそんなに人材いないんだから技術力がすごいハカーばかりになるわきゃない、というのも理解できる。行かずに語るのも何だけどね。
SIエンジニアが勘違いしがちなウォーターフォールプロセス。これなんて、相手が官僚的な大組織や、調整相手が多すぎる場合の、それも受託プロジェクトでなければ、使う必然性なんかどこにもないんだよね。工程を厳格に区切るのは、顧客の要求を収束させたり、納期に間に合わせる以外の事をしないようにするため。つまり、ビジネスの為の枠組みであり、物作りの為の枠組みではないんだよね。なので、Web業界にスキルとして持っていけないのは当たり前だと思う。
他にも、システム業界の典型的なSE仕事って、お仕事として意味があるのは認めるけど、他の業界に持っていけないようなところって結構ある。進捗管理(笑)とか、やってるつもりになっている人の多い事。不要とは言わないけど、それをスキル扱いしちゃダメだろ、という気持ちはすごくある。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111216/225258/?top_rcmd
データの関連会社で28歳で金融系で経験5年、って普通に考えてGREEとかmobageでは即戦力にはならんだろうに。
ソーシャル系の会社が有能なインフラエンジニアに1000万円出す、と言う話がニュースになっているけど、そりゃそうだと思うよ。年収500万円の普通のエンジニアなんか何人いても多分クリティカルなインフラ周りなんか任せられるわけないもん。MySQLをソースレベルで修正して障害対応するとかそういうレベルじゃないと多分1000万円扱いは無い。
まあ、エンジニアとして自然な働き方をしなさい、っていうのがWeb業界側から見たメッセージになるんだろうね。Web業界に行くべきかどうかはともかく、SI業界のそこかしこにあるガラパゴス的な思想とは距離をおくべきだとは強く思う。